娯楽のための無駄な殺生はやめる

ラトビアの田舎暮らし体験をした時

池があったので

魚釣りをしたいと頼んだ。

餌はミミズだが

私は捕まえることも

針につけることさえできなかった。

しばらくして

鯉みたいな魚が釣れて

ファームのお父さんに

何のために釣りをしたのかと聞かれ

「経験と楽しみのため」

と言うと

魚を池にリリースした。

その直後は

自分の人任せなところが気になり

悶々としていたが

時間が経ち

一時の楽しみのために

命を無駄に扱っていたことに

気付いた。

ミミズは2匹犠牲にしたし

魚も

針が刺さって痛かったかもしれないし

陸に上げられた時間

呼吸ができなくて

苦しかったかもしれない。

もし魚をとることが

自分の生命を維持するために

必要なことだったなら

食物連鎖の一部として

ある程度正当化できたけど

私のはそうじゃない。

人間社会にいると

ズレを感じる…。

今あるものが

全て当たり前だって

思えないこともあるから。